今年度の食品衛生一斉活動が終了しました

6月11日、毎年恒例となっている、当組合加盟店への一斉店舗検査が実施されました。これにより、今年度の食品衛生一斉活動は、ひとまず完了したことになります。

私たち木更津菓子工業組合は、食品衛生を最重要事項と位置づけ、木更津食品衛生協会の支部として、同協会と君津保健所が主導する食品衛生の一斉活動に、一致協力して取り組んでいます。食品衛生の一斉活動とは「検便」「食品衛生講習会」「店舗検査」の3つをいいます。

検便は、文字通り、便検体の検査です(食中毒に関係する病原体を保菌していないかチェックします)。
食品衛生講習会では、食品衛生に関する知識や最新情報が講義されます(出席者には店内に掲示する「受講済証」が発行されます)。
店舗検査では、保健所の係官が各店に赴き、製造現場の衛生態勢をチェックします(当組合の役員も係官に随行します)。

これら一連の活動は、毎年4月と6月に実施されます。この時期に実施することに大きな意味があります。
6月〜9月は食中毒発生の危険性が高まる時期で、県からは毎年「食中毒注意報」が発令されます(盛夏には「食中毒警報」も発令されます)。当組合の加盟各店は、ふだんから食品衛生に取り組んでいることはもちろんですが、この“食中毒シーズン”を迎える前に行われる一斉活動に協力することで、衛生態勢を再確認しています。全店歩調を合わせた取り組みは、当市の製菓・製パン業界、引いては食品事業全体の信用にもつながっています。

食品衛生活動は、お店にとって、時間と手間と費用がかかる取り組みです。しかし、一連の活動を集中的に実施することが、お客様に安心・安全なお菓子とパンを提供する上で重要であることを、当組合の加盟各店は熟知しています。
もちろん、一斉活動が終わっても、食品衛生の取り組み自体が終わったわけではありません。各店とも日々のチェックを欠かさず、安全性の維持・向上に努めています。

お客様におかれましては、当組合の食品衛生活動をご理解いただき、安心して各加盟店のお菓子・パンを召し上がっていただければと存じます。